看護師に限った話ではありませんが、社会保険への加入にはさまざまなメリットが存在しているのが実情です。
まず健康保険に加入すると、病気や怪我をした際に公的な支援を受けることができ、病院代や薬代が3割負担となります。
また、厚生年金では、老後の国民年金に加えて厚生年金分も受け取ることが可能です。
40歳から支払う義務がある介護保険は、介護が必要になったときに給付や介護サービスを受けられます。
雇用保険は、失業したときにお金を給付してもらえる保険で、労災保険は仕事や通勤中に怪我をしたときに給付される保険です。
このように、社会保険はさまざまな面で私たちの生活の手助けをしてくれるので、看護師として働く際にも加入するのが有効でしょう。
しかし、社会保険はどの医療機関でも加入できるわけではありません。
社会保険に入れる条件は、従業員が常時働いている法人、もしくは5人以上が常時働いている一定の条件を満たした個人事業所です。
これらに該当する医療機関は、社会保険への加入が義務づけられています。
したがって、これらの条件に当てはまる医療機関への就職や転職は安心ですが、従業員5人以下の小規模クリニックは該当しない恐れがあり、心配に駆られるかもしれません。
従業員5人以下の小規模クリニックは社会保険の加入が任意なので、これらの医療機関で働く場合は社会保険に加入しているかどうかを確認することが大切となってきます。