看護師にとって、社会保険に加入するメリットは実に多くあります。
そもそも社会保険とは、労働者の生活を守るためにも必要不可欠な存在です。
働く本人はもとより、その家族にも本人同様にさまざまな恩恵がもたらされることになるでしょう。
また、一定以上の勤務をすることになれば、社会保険に加入することが義務づけられていることも事実です。
正社員のみならず、パートや契約社員についても加入しなければなりません。
一部の看護師の間では、保険料の負担が大変なことを理由に加入を嫌がるケースも見られますが、加入することによるメリットや安心感の方が大きいものです。
原則的には、一定以上の勤務をする全ての看護師に対して加入が義務づけられますが、医療機関によっては加入に対して消極的なところも少なくありません。
なぜなら、社会保険については、事業所が折半して保険料を支払わなければならないからです。
社会保険への加入を希望するなら、特定適用事業所への就職を目指すと良いでしょう。
特定適用事業所とは、従業員が501人以上在籍する事業所のことであり、経営基盤が確立されていることや社会的信用の高さに定評があります。
なお、看護師や薬剤師などの医療従事者が社会保険に加入するメリットは、年末調整や確定申告をすることによって税金の戻りが期待できることです。
もちろん、病気や怪我に見舞われたときにも社会保険の加入者ならではの恩恵を享受することができます。